2011.3.11 あの震災の揺れの中で、
なんとなく明日の結婚式はできな
いなと感じました。
それが確信に変わったのが、かろうじてつながった
母との電話で宮城県気仙沼市の実家が津波で
流された事を知った時でした。
家族が助かっただけで十分。
それ以上の幸せはない。だから結婚式はあきらめよう。
すぐにそう思い、悔しさや悲しみを胸にしまいこみました。
しかし、ご縁があり「被災者支援1段」の企画でドレスを作っていただく
ことになりました。
「花嫁になれる!」その希望は私たち夫婦だけでなく、家族や友人たち
皆の止まってしまった心の時計を動かしてくれました。
ずっと憧れていたエンパイアラインのドレスを希望し、3月の披露宴の
為に手作りしたアクセサリーが映えるように、胸元にはピンク色の
リボンをお願いしました。
稲石さんの御心使いで、白いベルトも用意していただき、当日は「式」
から「パーティー」へのお色直しも可能になりました!
遠方のため電話やメールでの打ち合わせ中心だったにもかかわらず、
レースやトレーンの感じまでイメージ通りの仕上がりで、
届いたドレスを手にした時には思わず涙がこぼれてしまいました。
細かい所までお客様をイメージしながら作ってくださる、
稲石さんのキモチを感じました☆
前日には遠く名古屋から(仙台まで)駆けつけてくださり、
ドレスの最終フィッティングを…
そして当日のフィッティングまでやっていただき、
感謝でいっぱいです!!
パーティー当日、入場した瞬間に皆が泣いているのが見えました。
「やっと止まってた時間が動き出した」と皆が
そう感じてくれていました。
こんなステキな結婚式は他にはない!!と今でも思っています☆
私たちにとって、晴れ姿を見てもらえる事はどんな言葉よりも深い
「感謝の気持ち」になると感じていました。
「被災地支援」の活動は結婚パーティーの1日の事だけでなく、
新たな人生にむかって再出発する力をくれる、
そんな活動だと感じています!
今では私もすっかり稲石さんのファンです!
「何か自分に出来る事を。。。」「感謝の思いを次の花嫁様に
バトンタッチしていきたい」
そんな気持ちでいっぱいになり私に出来る範囲で活動をしています♪
稲石さん、本当に本当にありがとうございました!!
あのドレスが放つ幸せオーラに今でも励まされています☆
これからも、ずっとずっと応援しています!